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ニュースリリース

CC-Link協会 新会長就任について

産業用オープンネットワーク「CC-Link」の普及団体CC-Link協会(幹事会社:IDEC株式会社、株式会社デジタル、日本電気株式会社、住友スリーエム株式会社、コグネックス株式会社、中国・上海電機菱電節能控制技術有限公司、Balluff GmbH、三菱電機株式会社)は、CC-Link協会の新会長に、法政大学理工学部教授の木村文彦氏が就任したことを発表します。木村文彦氏は、生産システム工学とCAD/CAMの分野における日本の第一人者と知られ、生産システムの発展にかかわる数多くの功績は国内はもとより海外でも高い評価を受けておられます。

最先端の領域で長く活躍しておられる木村氏の新会長就任を契機に、製造業の未来を意識したCC-Link協会の活動が一段と強化されることが期待されています。
例えば木村氏は、いま生産システムが「エネルギー・資源の制約」という課題に直面していると指摘。省エネルギーや省資源を意識した次世代の生産システムを実現することが必須だと訴えておられます。こうした明確な将来像を描く木村氏の舵取りによって、製造業のさらなる発展を支援するためのCLPAの活動は一段と充実するでしょう。

木村 文彦氏について

1974年に東京大学大学院博士課程を修了後、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所に入所。1979年から東京大学で、「インバース・マニュファクチャリング」「ライフサイクル工学」「形状モデリング」などのテーマを研究。近年は、環境に配慮した製品設計(エコデザイン)や地球持続可能性を指向する製品ライフサイクルデザイン、変動に柔軟に対応できる生産システムの構築法などにも研究領域を広げました。2009年に法政大学へ移籍。生産システム工学、設計工学、ライフサイクル工学の分野を中心に活発に研究を続けています。
木村氏は、日本機械学会や精密工学会など国内の学会をはじめ、IFIP(情報処理国際連合)やCIRP(国際生産工学アカデミー)など権威ある国際学会で要職を歴任。ISO(国際標準化機構)/TC184に日本代表として参画するなど国際的な標準化活動にも数多くかかわってこられました。次世代知的生産システムの構築を目的とした国際的大型プロジェクト「IMS(lntelligent Manufacturing Systems)」においてもリーダーとして活躍しました。

  • ※CAD(Computer Aided Design):コンピュータを利用した設計手法。および、そのために使うソフトウエア。
  • ※CAM(Computer Aided Manufacturing):コンピュータを利用した製造/加工システム。および、そのために使うソフトウエア。

<受賞>
日本機械学会論文賞(1980年)、情報処理学会20周年記念論文賞(1980年)、精密工学会論文賞(1986年、1988年)、精密工学会賞(1993年、2011年)、IFIP Silver Core Award(1994年)、日本機械学会ファクトリーオートメーション(FA)部門功績賞(1997年)、通商産業大臣表彰(2000年)、日本機械学会設計工学・システム部門業績賞(2003年)、IMS成果賞(2005年)、日本機械学会標準事業貢献賞(2008年)、藍綬褒賞(2011年)、日本機械学会設計工学・システム部門功績賞(2012年)

お問い合わせ窓口

CC-Link協会(CLPA)
〒462-0825
名古屋市北区大曽根3-15-58 大曽根フロントビル6階
TEL:052-919-1588 FAX:052-916-8655
URL:https://www.cc-link.org/