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製品開発サポート

CC-Link IE TSN対応製品開発の流れ

CC-Link IE TSNに対応した製品の開発の流れをご紹介いたします。

開発検討のステップ

開発検討のステップ画像

  • スイッチ、ケーブル、コネクタ等の推奨配線部品は、開発検討項目が一部異なります。
  • 「SDK」とは、Software Development Kitの略称です。

1. 局種別の選択

マスタ局

ネットワークの管理を行う局。制御情報(パラメータ)を持ち、デバイス局及び他のマスタ局をサイクリック伝送、トランジェント伝送により制御する局。

※デバイス局:ローカル局やリモート局などのマスタ局以外の総称です。

対応機器(例)

ローカル局

マスタ局及び他のローカル局とのn:n のサイクリック伝送と他の局との1:n のサイクリック伝送が可能で、他の局とトランジェント伝送が可能である局。トランジェント伝送においては、サーバ機能とクライアント機能を持ちます。

対応機器(例)

リモート局

他の局との1:n のサイクリック伝送とトランジェント伝送が可能である局。
トランジェント伝送においては、サーバ機能とクライアント機能を持ちます。

対応機器(例)

2. 認証クラスの選択

  • CC-Link IE TSNネットワークでは、機器(ノード)及びスイッチの機能・性能に応じて、認証クラスを設けています。
  • 認証クラスにはAとBがあり、Bが高性能となります。
機器
  • 基本的には使用用途の広い認証クラスBの製品開発を推奨します。ただし既存(TSN非対応)製品のソフトウェアのみを変更し、開発を行う場合のみ認証クラスAで開発ください。

機器の認証クラス表

  • ※11 ポートの場合:受信、2 ポート以上の場合:受信と中継
  • ※2100Mbps 以上であれば、通信速度は問わない
  • ※3ローカル局の場合は、実装必須
  • ※4時刻同期精度1us を保証するシステムの場合、認証クラスB の製品のみで構成する。この場合、認証クラスA の製品(スイッチ含む)を認証クラスB の製品間に配置しないこと。
スイッチ

スイッチの認証クラス表

  • 1000BASEもしくは100BASEのどちらか一方、もしくは両方に対応のこと

3. 開発手法の選択

対応製品の早期ラインアップ拡充

専用ASIC/FPGAで実装した高性能機器から、汎用Ethernetチップにソフトウエア開発キット(SDK等)で実装した低コスト機器まで様々なタイプの製品開発に対応できます。

各社提供の開発手法を用いた開発

各社提供の開発手法を用いた開発表

  • ハードウェア:通信LSI/PCボード/組込みモジュールで実現
  • ソフトウェア:SDKで実現

開発期間表

No 製品分類 種別 内容
1 通信LSI ハードウエア 公開される通信LSIのインタフェース仕様に基づきユーザ自身で基板に実装することによりCC-Link IE TSNに対応する。
2 組込みモジュール ハードウエア ユーザ基板と組込み型インタフェースボードを汎用的なバス(16bitパラレルバス等)で接続してCC-Link IE TSNに対応する。
3 PCボード ハードウエア PCIやPCI Expressのインターフェースに接続してCC-Link IE TSNに対応する。
4 SDK ソフトウエア 公開されるソフトウエアを汎用Ethernet通信に対応した機器に組込むことによりCC-Link IE TSNに対応する。

4. 開発場所の選択

開発場所の選択表

CC-Link IE TSN開発支援ツールメーカー

CC-Link IE TSN開発支援ツールを開発検討中のパートナー様一覧

開発手法会社
局種別 認証クラス
A or B
通信LSI
SDK
MITSUBISHI ELECTRIC マスタ局/ローカル局 B  
マスタ局 B  
リモート局 B  
A  
port マスタ局 A / B   近日発売
リモート局 A   近日発売
RENESAS リモート局 B  
SILA リモート局 A / B   近日発売

組込みモジュール、PCボードはパートナーにて検討頂いております。
詳細はCC-Link協会までお問い合わせください。

開発検討中のパートナーは下記です。

開発検討中のパートナー一覧